夏バテを食事や食べ物で予防・解消!メニュー&食材10選!前編
2015/09/17
連日、猛暑日が続くような暑い毎日を過ごしていると、体がだるくて元気がなくなったり、食欲がなくなったりする夏バテになりがちです。そうした夏バテを予防・解消するにはどうしたらいいのでしょうか?
出典:NAVER
夏バテの症状
- 体がだるい
- いつも疲れている
- 食欲がわかない
- 頭痛
- 胃痛
- 発熱
- 吐き気
- めまい
- 便秘や下痢
こうした症状が出た場合は夏バテの可能性があります。
「食欲がわかない」や「体がだるい」といった代表的な症状はわかりやすいのですが、「便秘や下痢」と相対する症状もあります。原因は胃腸の不調によるものですので、こうした極端な症状になることがあります。
夏バテの原因
- クーラーがきいた部屋に一日中いる
- 外出とクーラーがきいた部屋を何度も出入りする
- 冷たい物の飲み過ぎもしくは食べ過ぎ
- 熱帯夜による睡眠不足
これらが引き起こす症状は「自律神経の乱れ」です。
自律神経は5℃以上の急な気温の変化に適応しにくいと言われています。
外出時の暑い気温の場所からクーラーがきいた部屋に入ったりを何度も繰り返すと、「自律神経」は大混乱してしまう訳です。
暑いとつい手が伸びてしまいがちな冷たい飲み物や食べ物は、一時的な暑さをしのぐことはできますが、飲み過ぎや食べ過ぎになると胃に強い刺激を与え、内臓を冷やしてしまうことにもなります。
また、暑さによって寝付きが悪く、寝苦しかったりすると睡眠不足になります。疲れが取れにくく、倦怠感を感じることの原因になります。
夏バテ予防・解消に効果のある食事・食べ物 10選
こうした『夏バテ』を食事や食べ物で予防し、なってしまったとしても解消させるにはどういった物が効果的なのでしょうか。
カレーライス
出典:コッコファーム
カレーライスのルーの中にはたくさんのスパイスが入っており、『食べる漢方薬』ともい言われるほど、体に良い物が含まれています。
- ターメリック(和名:ウコン)はクルクミンという肝臓の働きを良くする成分が含まれています。
- クミン(和名:馬芹(ばきん))は胃や腸にたまったガスを分解して、お腹の張りや腹痛を和らげたり、食欲増進、疲労回復の効果があります。
- コリアンダー(和名:コエンドロ)はデトックス効果が高いハーブの1つです。体内に溜まった毒素や有害物質を体外へ出してくれます。ニンニク料理を食べる時にコリアンダーを多めに取ると、ニンニク臭が気にならなくなるとも聞かれる程、整腸・健胃・口臭予防には効果的です。
- シナモン(和名:セイロンニッケイ)には毛細血管の老化防止や修復・保護をする効果があります。シミ、シワ、たるみ、抜け毛の予防・改善やダイエット効果もあります。
- クローブ(和名:丁子(ちょうじ)・丁香(ちょうこう))には鎮痛や抗菌の非常に優れた効果があります。苦味や舌のしびれを伴いますが、歯痛の時にはホールのまま噛んでいると、痛みを和らげる効果があります。
野菜スープ
出典:中国料理 龍門
クーラーがきいた部屋に長時間いたり、冷たい物の食べ過ぎや飲み過ぎは身体を必要以上に冷やしてしまいます。
夏バテ予防・解消のためには『身体を温めること』が必要です。夏バテに効果的な夏野菜を使った温かいスープなら、効果抜群です。
湯豆腐
出典:旅モニ
夏バテ状態だったとしても食べやすい豆腐にはビタミンB1、ビタミンE、カルシウム、カリウムなどと共に良質なタンパク質を豊富に含んでいますので、手軽に栄養補給ができます。
冷奴として食べるのもいいですが、湯豆腐の方が疲れた胃腸を優しくサポートしながら、身体を温めて回復を促進させて、より早い回復が見込めるのでオススメします。
唐辛子
出典:木原製作所
唐辛子に含まれている『カプサイシン』には唾液や胃液の分泌が増えることで食欲増進に効果があります。
また、冷えた内臓を温める効果もあるので、夏バテの回復には効果的です。
唐辛子を原料としたキムチ、タバスコ、一味唐辛子、ラー油などを使った料理で気軽に食べましょう。
うなぎ
土用の丑で有名なウナギは昔から滋養強壮の栄養豊富な食べ物として多くの人に親しまれてきました。特にビタミンAは牛肉の200倍もの量が含まれています。
夏バテ予防には薬にもなったほど栄養豊富なので効果的ですが、夏バテ解消には脂質などによる胃腸への負担が大きく、逆効果になる可能性もあります。