賞味期限2106年のカップ焼そば発売?!90年以上保存可能か?
異物混入などの事情で、市場に出回っている食品が回収される騒動は時々起こります。食品メーカー大手の日清食品が販売中のカップ焼きそばを一部回収されるという自体が起こりました。一体何が起きたのでしょうか?
実は思っている以上に発生している食品のリコール
カップ焼きそばの回収問題と言えば、2014年12月に発生したまるか食品株式会社の「ペヤングソースやきそば」回収事件が思い出されます。
Twitterに同社の主力製品である「ペヤングソースやきそば」の麺にゴキブリが混入していると思しき写真が投稿されたことを発端として騒動が発生。
当初、まるか食品側は
「製造工程で虫が混入するなどありえない」
と、クレームを否定するような発言から騒動が大きくなり、結局、市場に出ていた全品が回収という事態となりました。
後に、まるか食品は製造工程の見直しと再発防止策の徹底および同製品のパッケージ変更を行い、翌2015年6月に関東で販売を再開しました。
もともと人気商品だったため、再販へのオーダーが殺到、全国での販売再開は一時延期されますが、2015年7月には全国での販売再開にこぎつけています。
賞味期限が91年先のカップ焼きそば
2015年11月16日、日清食品株式会社は自社商品を一部回収することを公表しました。
今回、回収措置になったのは、
カップ焼きそば「日清のでかやき大盛 ソース焼そば からしマヨネーズ付き」
です。
それにしても、なぜ回収されることになってしまったのでしょうか?
同社の公式サイトにその理由が書かれていました。
“『日清のでかやき大盛り ソース焼きそば』賞味期限表示誤記に関するお詫びとお知らせ”
どうやら問題があったのはパッケージに印刷された賞味期限の表示であったようです。
まずは異物混入などではなかったので安心ですが。
しかし、その誤記がなかなか凄いことになっています。
- (正) 賞味期限 2016.4.19
- (誤) 賞味期限 2106.4.19
なんと!これでは賞味期限が91年先になってしまいます。
しかし、カップ焼きそばを90年も保存する人なんて、いるのでしょうか?
同社では該当商品を回収すると同時に、すでに消費者が購入しているものについてはお客様相談窓口宛に送ってもらえれば、商品代金相当のQUOカードを送付するとしています。
もっとも、品質自体にはなんの問題もありません。修正後の賞味期限の間までなら食べてもまったく問題ありません。
消費者を大切にしているメーカー各社ですが、消費者としても敏感になりすぎないように注意したいですね。